突然の夜泣き、夜驚症とは?

■突然始まった夜泣き

4歳になったばかりの娘が夜泣きをするようになりました。
ここ数日、突然始まったのです。

入眠から1時間くらいするとうなされ始め、「こわい」「いやだ」「行かないで」「来ないで」と言った、ネガティブワードを言いながら泣きだします。酷い時はお覚えで叫び、震えています。元々発熱時にうなされる子だったので、また熱でも出たのかと思いましたが平熱です。では、と、妹ができたことや、年中さんになったこともあり、環境が変わってストレスがかかっているのかとも思ったのですが、数日間続くのでさすがに不安になってきました。

まずは状況の確認を…
ということで観察してみると以下の点が目立ちます。

  1. 入眠から1時間くらいで泣き出す
  2. 入眠から5時間くらいで朝まで落ち着く
  3. 大概は数分で収まる
  4. すすり泣き、寝言、叫ぶこともある
  5. 話しかけても反応が鈍い
  6. あとで聞くと記憶に無い

1.と2.を考えると、どうやら最も眠りの深いタイミングで発生するようです。一度収まって、またしばらくして発生することも考えると、レム睡眠とノンレム睡眠の一番深い部分がポイントになっています。

また目を開けて起きているような仕草をするのですが、話しかけても反応は鈍く、直ぐにまた寝入ってしまいます。朝起きて聞いてみても概ね覚えていません。

これらのことから、
どうやらこの夜泣きは「夜驚症」というもののようです。

■夜驚症とは何なのか?

夜驚症とは、3歳~6歳くらいで発症するものだそうです。
通常、小学校の高学年になると出なくなります。

夜驚症では夜中に突然泣き出したり、飛び起きたりして恐怖様症状を示します。そして数分~十数分程度で落ち着きます。これは、幼児は脳が未発達なため、睡眠中にうまく情報を処理することが出来ずに夢を見ながら体が覚醒してしまうために起きる、と考えられているようです。

また夜驚症は何かがきっかけとなって起きるようになる、という話もあります。例えば…

  • 遊園地に行ったらその晩から泣くようになった。
  • いっぱい遊んで疲れ果てて寝てしまったら夜泣きをした
  • 妹が出来て親に相手にして貰えなくなった

などなど、日中に楽しすぎたりストレスを受けたりすると夜泣きする、と言われていますがそれに近いものがあります。うちの娘の場合も、年中さんになったことや、妹が出来て自分中心じゃなくなったことのストレスが関係しているのかもしれません。

■夜驚症になったらどうしたら良いの?

治療は、脳の発達が関係していることから通常は特に治療は必要ありません、自然に治りますから見守ってあげて発症時は優しく声をかけるなど落ち着かせてあげましょう。

症状が一晩中であったり、バラバラなタイミングだったり、場合によっては、他の原因があるかもしれないので、夜驚症だと決めつけずに診療を受けるのも大事だと思います。また寝不足でダウンしてしまう事もあるので、十分な睡眠時間をとってあげましょう。

■子供が夜驚症になったら

上記の通り自然に治りますから、見守ってあげましょう。子供のケアも大事ですが、両親のケアも大事です

夜泣きで起こされれば寝不足になってしまうこともあります。毎晩うなされる我が子を見るのは精神的にも辛いかもしれません。あれやこれやで親が耐えられなくなったら大変です。場合によっては生活環境を変えたりすると改善することもあるそうですから、気になるときは小児科に相談しましょう

子供というのは不思議がいっぱいです。

突然の夜泣き、夜驚症とは?」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 夜驚症 | ocha wo nigosu

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください