1号が4歳になりました。早いものです。
今では一人で色々出来るようになったし、2号の面倒も見てくれる良い子に育っています。素直でまっすぐで、皆様も認める純粋培養です。買い物行って欲しいものがあっても駄々こねないし、大泣きして超音波を発生することもないし、本当に親が言うのもなんですが、良い子です。
とは言え、ご飯中に遊んでしまったり、食べなかったり、お片付けがちゃんと出来なかったり、トイレ失敗したり、あまえんぼだったり、困ったことも多々ありますが、些細な事です。
とにかくこの4年間で気をつけたことといえば「すぐに怒らない」「一緒に遊ぶ」「やりたい事は試す」といったところです。時に怒らないようにするのは大事だと考えています。そもそも3歳児は何を考えているのか、何をするのかわかったものじゃありません。つまり「自分がやっていることがダメなことだと、気づいているのでしょうか?」というところです。
知らなくても許されないこともありますが、それはもちろん怒ります。刃物を人に向けたり、お箸で遊んだり、取り返しの付かないことはすぐに止めて注意して、聞かなければ怒ります。が、落書きや水遊び、庭の花摘みなどは、直ぐに怒らなくても良いわけです。落書きしていたら「これは何?」と聞けば面白い回答が返ってきますし、水遊びは一緒に遊んで一緒に掃除すればいい、花摘みも「それはどうするの?」と聞いてみれば「綺麗だから母ちゃんにあげるの!」と言うかもしれません。彼らのそういう無限大の発想力をいきなり摘み取るのはいけないと考えています。
それでも、落書きは度々やられるわけにはいかず注意するのですが、「ダメ」とか「やめなさい」とか強い口調で禁止するのではなく、「ここはせっかく描いても消さなきゃいけないから、あっちで紙に書きましょう」とお願いすることにしています。花摘みも「せっかく摘んでもすぐ枯れちゃうから、お花可愛そうだから、このまま見ようね、咲いたら教えてね」と言うと納得してくれます。子供も大人と同じで、何かを伝えるときはしっかり原因と目的を伝えれば、ちゃんと理解してくれるし、今後は気をつけてくれると信じています。もちろん爪噛みなどなかなか治らない「癖」もありますが、子供が自分の理性で理解できるようになるまでは気長にやるしかないと割り切っています。割り切りも大事ですね。
あとは危ないことをして怒った時は泣くこともあります。自分が納得しない場合も大泣きすることがあります。その場合は泣き止むまで待って、落ち着いてからお話することにしています。泣いているときは感情が高ぶっていますから、お話しても理解度が低いわけです、それではお互い消耗してしまいます。ならば少し待ってあげて「ちょっとお話していい?」と言ってから、何がいけなかったのか、どうしたらいいのかをお話します。
とは言いましても、「こんな落ち着いて対応できないよ!イライラするよ!」と思う方のほうが多いと思いますが、もっと子供に興味を持って『なんでこんなことしているんだろう?』『何を考えているんだろう?』と思って見て下さい。子供たちは発明家です、よく見ていると些細な事でも面白いです。そして、子供も一人の人間ですから親の言いなりになんて出来ませんし、子供たちの行動には理由があるはずです、それを常々気にして聞いてみましょう。まず理解することが大事だと心に留めています。
一緒に遊ぶことが大事なのは当然の事だと思います。遊びの中で新しいことを学び、考えて実行して育っていくのですから、子供たちの誘いは極力受けて一緒に遊びます。問題は最近重くなって力も強くなってきたので、油断すると負傷します。
遊ぶことの中に勉強を織り交ぜるのも良いと思います。うちには英単語のアニマルカードがあり、それは動物親子のペアカードを探すもので神経衰弱様のものになります。これで動物を覚えたり、英単語を覚えたり、物を探したり、取ったり、というスキルも育ちます。また子供の学習本でも色を覚えたり、形を覚えたり、楽しそうに遊んでいます。勉強ではなく、遊んでいます。遊んで学ぶは子供の真骨頂ですから幼稚園とも一緒ですね。楽しいことが大事です。
楽しいことをしているときはやはり吸収が早く、あっという間に覚えて新しいことを始めます。いつの間にかディズニー・パレードの踊りをマスターしていたり、歌も覚えていたり…とにかく覚えが早いです。これが強制となるとストレスになって問題になりそうですから、いかに楽しく何かをやる、という工夫が大事です。
やりたい事を試してもらうのは、言わずもがな。
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最後にまとめると、
- 怒るのではなく、彼らの行動を認め、理解し、いけないことはお願いしてやめてもらう
- 勉強は遊ぶこと、遊びこそが勉強、教えるのではなく考えてもらう
- 色々体験して色々興味を持ってもらう
ということになります。
これからは4歳からの、今までとは違う育て方も考えていますが
基本的な部分は変えずに育てていきたいと思います。
素直な子に育ってくれるといいな。